Live To Learn
テーマ:学び
カテゴリー:Lifelong Learning
キーメッセージ: 他者との対話が自分軸を育む
新しい年を迎え、コーヒーを片手にパソコンに向かい、何気なく飛び込んできた6分の動画に釘づけになりました。
それは、Tim Minchin(🇦🇺ミュージシャン&コメディアン)がとある学校の卒業式で贈ったメッセージ。
自身の体験を通じて語る9つの人生の教訓。
それはこのような教訓 “You don’t have to have a dream.” (大志を抱かなくてもいい) から始まり、“Don’t seek happiness.” (幸せを求めるな) と続き、”Don’t rush.” (生き急ぐな) で終わります。
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Tim Minchin - Live To Learnより抜粋
“You don’t have to have a dream.” (大志を抱かなくてもいい)
(省略)
“I advocate passionate dedication to the pursuit of short-term goals.” (情熱をもって、短期の目標に全力で取り組むことを追求してみて欲しい)
“Be micro-ambitious.” (小さな目標でいいんだ)
“Put your head down and work with pride on whatever is in front of you.” (わき目も振らず、目の前のことに誇りをもって取り組んでみてくれ)
“You never know where you might end up.” (どこに辿り着くかなんて誰にも分からない)
(省略)
“If you focus too far in front of you, you won’t see the shiny thing out of the corner of your eye.” (先を見すぎて、横目に光る輝くものに見過ごすなんてことが無いように)
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すべてを逆説的に捉え、ユーモアを交えながら、歯に衣着せぬ物言いで語る姿は “圧巻” という言葉がぴったり。
人間は成長をするにつれて、知識や経験を得ていく一方で、“常識” や “過去の成功体験” といったものに多くの大人たちはそれに縛られてしまう気がします。
“こうであるはず” “こうあらねばならない” といったように。
一度纏ってしまった鎧(“固定観念” や 学歴, 地位, 名誉といった “プライド” だったり)を簡単に脱ぎさることは難しい。
けれど、“世の中の当たり前” や “自分の常識” を疑ってみることが、その一歩となるということを、 “大志を抱かなくてもいい” という強烈なメッセージから私が感じとったことです。
自分と異なる世代、バックグラウンド、そして経験をもつ人たちとの “他者との対話” は、“人と違ってよい” という価値観を育み、 “自分軸” をもつ一助になるはずです。